外宮のご祭神が、御饌都神(みけつかみ=食物の神)の豊受大御神であることから、外宮のみにある御饌殿(みけどの)では、毎日朝夕の2度、天照大御神をはじめ、豊受大御神、各相殿神(あいどのかみ)、各別宮の神々に大御饌をたてまつります。このお祭りを「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうのおおみけさい)」といい、禰宜(ねぎ)1名、権禰宜(ごんねぎ)1名、宮掌(くじょう)1名、出仕2名により奉仕されます。御火鑚具(みひきりぐ)を使って清浄な火(忌火)を鑚(き)り、神々にお供えする神饌(しんせん)を調理します。
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火鑚(ひきり)
 神事をはじめ、宮中で使用するすべての火は「忌火(いみび)」と呼ばれる清浄な火を使用しています。「忌火」は木と木を擦りあわせる「舞錐式発火法(まいきりしきはっかほう)」により、火をきりだす「御火鑚具(みひきりぐ)」を使用しています。これは、静岡県の登呂遺跡から発掘されたものと同じ形式で、ヒノキの板にヤマビワ製の心棒を摩擦して発火させるものです。忌火は、権祢宜(ごんねぎ)の職の者が、前夜から参籠斎戒(さんろうさいかい)してきりだします。

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御料水
 お供えの御水は、毎朝、御井が神社になっている上御井神社(かみみいじんじゃ)からいただいています。このお水は、高天原の天(あめ)の忍穂井(おしほい)から移されたといい伝えられています。
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