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清盛楠きよもりぐす

清盛楠

平清盛が冠に触れた枝を
切らせたと伝わる名木

表参道手水舎の向かいに立つ楠。平清盛が勅使として参向した時、冠にふれた枝を切らせたという伝承があります。
平清盛は勅使ちょくし[1]として三度、神宮に参向しています。

  • [1]勅使とは天皇が差遣さけんする使者。現在、神宮には祈年祭、神嘗祭、新嘗祭に差遣されます。

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五丈殿ごじょうでん九丈殿くじょうでん

五丈殿・九丈殿

雨天時の祭典でのお祓いや
遙祀を行うための建物

神宮の祭典は天候に関わらず行われ、雨天の際、祓所に代わってここでは神饌しんせん[1]などが祓い清められます。その他にも摂社以下の遙祀(離れた場所からお祭りすること)や式年遷宮のお祭りにおける饗膳きょうぜんの儀が行われます。

  • [1]神饌しんせんとは主食の米に加え、酒、海の幸、山の幸、その季節に採れる旬の野菜などを調理して、神様へお供えされる食事です。

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四至神みやのめぐりのかみ

四至神

外宮神域の守り神を
お祀りする所管社

四至とは神域の四方を意味します。社殿や御垣はなく、榊が立つ石畳の上に祀られています。

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御敷地みしきち

御敷地

前の遷宮まで社殿があり、
式年遷宮で社殿が造営される場所

正宮と同じ広さがあり、前回の遷宮まで御殿が立っていた場所。中央には「心御柱しんのみはしら」を納めている覆屋おおいやがあります。「心御柱」は正殿中央床下の柱で、古くから神聖なものとされ大切にしています。
御敷地は式年遷宮まで静かにその時を待ちます。

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三ッ石みついし

三ッ石

御装束神宝などを祓い清める
「川原大祓」が行われる場所

御敷地の南側にある三個の石を重ねた石積みで、この前では御装束神宝おんしょうぞくしんぽう[1]や奉仕員を祓い清める式年遷宮の川原大祓かわらおおはらいが行われます。近年、手をかざす方がいますが、祭典に用いる場所なのでご遠慮ください。

  • [1]御装束神宝とは正殿の内外をお飾りする品々や調度品。

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下御井神社しものみいのじんじゃ

下御井神社

年中清らかな御水が
こんこんと湧き出す井戸

外宮の所管社で、内部には井戸があります。
日別ひごと朝夕あさゆう大御饌祭おおみけさいを始め、お祭りにお供えする御水をいただく上御井神社かみのみいのじんじゃで不都合があった場合は、下御井神社でいただいた御水をお供えします。
尚、上御井神社へ立ち入り参拝することはできません。

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忌火屋殿いみびやでん祓所はらえど

忌火屋殿・祓所

清浄な火などで調理して
神饌にする「神様の台所」

日別朝夕大御饌祭を始め、神饌[1]の調理を行う「神様の台所」。忌火いみびとは、「清浄な火」という意味で、火鑽具ひきりぐを用いて清浄な火をおこし、お供えものを調理します。
忌火屋殿の前庭は、祓所とよばれ、祭典の前に神饌と奉仕する神職を祓い清める場所です。

  • [1]神饌しんせんとは主食の米に加え、酒、海の幸、山の幸、その季節に採れる旬の野菜などを調理して、神様へお供えされる食事です。

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御厩みうまや

御厩

内宮・外宮2頭づつ
神様の馬がいる場所

皇室から献上された神馬がいる場所。神馬は、毎月1日、11日、21日の8時頃、正宮にお参りします。尚、雨天時や神馬の体調によってはお参りしない場合があります。

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第六十三回神宮式年遷宮 20年に一度、天照大御神に新宮へお遷りいただくわが国最大のお祭りが始まります

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