RITUALS & EVENTS
恒例祭典10月神嘗祭
収穫に感謝し新穀を奉る神宮至高の神事
年間1500回に及ぶ神宮の恒例のお祭りの中でも、最も重要なお祭りが神嘗祭です。
神嘗祭は、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神にささげて、御恵みに感謝するお祭りで、由貴大御饌と奉幣を中心として、
さらに附属のお祭りとして、春に
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神嘗祭の由緒と沿革
神嘗祭は、神宮で最も古い由緒をもち、天皇陛下の大御心を体して、天照大御神に新穀を奉り収穫の感謝を捧げる祭典です。
明治時代の改暦以前は9月に行われていましたが、現在は10月15日の興玉神祭から始まり、続いて御卜が行われます。御卜は祭主以下の神職が神嘗祭の奉仕に適うかをお伺いする儀式です。
翌16日、皇大神宮で午後10時に


神宮のお祭りは、外宮先祭といってまず外宮で祭儀が行われる習わしがありますので、内宮に先だって外宮で15日から16日にかけて由貴大御饌・奉幣・御神楽が行われます。
また、天皇陛下は皇居の御田でお育てになられた御稲穂を神宮に御初穂として御献進になり、両正宮の
このように神嘗祭は、諸神に先立ち収穫の感謝を天照大御神に捧げ、翌11月に天皇陛下は新嘗祭を行われて天神地祇すべての神々に収穫を感謝されるのです。古来お米を主食として生きてきた日本人にとり、神嘗祭は重要な祭儀であり、その意義は今日も古代から一貫して変わることはありません。


天皇の命を伝える使者。現在、神宮には
神々への捧げものの総称です。神宮では五色(青・黄・赤・白・黒)の絹の