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恒例祭典毎日 日別朝夕大御饌祭
外宮の御鎮座から
千五百年にわたり、
神様に朝夕のお食事を奉り、
祈りと感謝を捧げる
日別朝夕大御饌祭は、朝と夕の二度、外宮の御饌殿で御飯、御水、御塩などを内宮と外宮、別宮それぞれのご祭神に奉り、「国安かれ、民安かれ」との祈りと感謝を捧げるお祭りで、外宮の御鎮座以来、約1500年間つづけられています。
日別朝夕大御饌祭の由緒と沿革
外宮の御鎮座に由緒を持つ日別朝夕大御饌祭は、内宮と外宮、別宮それぞれのご祭神にお食事を奉る神事で、外宮鎮座より約1500年間、朝夕の二度行われ、そのお祭りは禰宜1名、権禰宜1名、宮掌1名、出仕2名によって奉仕されます。
神饌は御飯三盛、鰹節、魚、海草、野菜、果物、御塩、御水、御酒三献と品目が定められ、それに御箸が添えられます。
神饌を調理するのは忌火屋殿という建物です。神に奉る神饌は特別におこした火で調理することになっており、その火を清浄な火という意味で忌火と呼んでいます。忌火は神職が古代さながらに火鑚具を用いておこした火でなければなりません。また、御水は外宮神域内にある上御井神社から毎日お汲みしてお供えされます。
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火きり具で火をきり出す神職 -
毎朝、上御井神社から御水をいただきます
早朝、前夜からお籠もりした神職によって神饌が調理され、準備が整うと、忌火屋殿の祓所で辛櫃に納められた神饌を御塩でお清めして御饌殿にお運びします。
神饌は御饌殿の中で天照大御神を始め両宮と別宮のご祭神にお供えされ、禰宜が御饌殿の前で祝詞[1]を奏上し、皇室のご安泰、国民が幸福であるようにと、日々祈りが捧げられます。
- [1]祝詞とは祭典に奉仕する神職が神様に奏上する言葉。その起源は天の岩屋神話に見ることができます。










